【就活】【総合商社】3月選考と6月選考、どっちが受かりやすいのか!6月選考内定者が徹底考察!

はじめに
総合商社志望の誰しもが抱える悩みといえば、「3月選考と6月選考どっちで受けよう…」という悩みだろう。
私も総合商社志望だったが、当時は随分と悩んだものだ。
- 「3月選考の方が採用枠が多い」
- 「6月選考は枠が極端に少なく、体育会や海外大生の優秀層しか受からない」
巷では様々な噂や憶測が飛び交っている。
今回は、実際に五大商社の6月選考で複数内定した私が「3月選考と6月選考、どっちが受かりやすいのか」という悩みに終止符を打つこととしよう。
結論
今回のテーマは答えのない問いであることは明らかなので、先に私が出した結論を共有しておこう。
- 絶対に「こっちのほうがいい」というものは存在しない。
- しかし、3月選考向きの人と6月選考向きの人は存在する。
- 個人的には6月選考をおすすめする。
ではこの結論がどう導かれたか、以下をぜひ最後までご覧いただきたい。
総合商社の採用スケジュール<2026年版>

「就活早期化」が顕著な最近であるが、総合商社のスケジュールは意外と遅め。
上図を見てもらえればわかるが、他企業と同様夏インターンや冬インターン、インターン経由の早期選考もあるにはあるものの、大体が優秀者限定であり、あくまでメインは3月と6月に控える本選考だ。
総合商社の3月選考・6月選考の採用人数

3月選考と6月選考の有無・日程・採用人数を上の図にまとめた。図を見ると、3月選考の方が多く採用する企業がほとんどである。
基本的に、3月選考は優秀者の採用、6月選考は採用枠の残りや3月内定者が辞退した枠を埋める採用と位置付けられている。よって3月選考の方が応募者数・採用人数ともに多く、6月選考は比較的そのどちらも少ない傾向にあるのだ。
それでは、一社ずつ見てみよう。
三菱商事
三菱商事の選考の特徴は、「体育会学生に優しい」ところ。
同社の採用ページには
『私たちは、学生の皆さんが学業や学生生活に集中しながら、自分自身に向き合い、安心して納得感のある就職活動を行える環境づくりを大切にしています。そうした思いから、総合職の新卒採用選考を複数の時期に実施します。
三菱商事|新卒採用サイト
具体的には、春休みにあたる3月と6月に選考を行い、皆さんが万全の状態で臨めるタイミングを選べるようにしています。
いずれの時期でも公平に選考・採用を行いますので、安心して準備してください。』
と書かれている通り、比較的3月選考と6月選考の差が小さい。
とはいえ、3月選考はやはり優秀な学生が多く参加する可能性が高いので、体育会の学生や就職活動以外に注力している学生、いわゆる「ガクチカがまだ完成していない人」で三菱商事に内定したい人は6月選考に応募するのが良いだろう。
三井物産
三井物産の選考は、他商社と比べて選考時期が早いのが特徴だ。これは、「選考フローの中にインターンが組み込まれている」という同社特有の選考スタイルに起因する。
『選考プロセスに多様なインターンシップを組み込む
選考プロセスの中で「三井物産のビジネス・カルチャー」を体感いただく場を提供します。ご都合に併せて参加いただけるよう、様々な形式のインターンシップを用意しています。』
三井物産|採用ポータルサイト
第1・2クールの採用人数をそれぞれ約70人、約60人としたのは、各クールの参加者の比率が250人:200人であり、総採用人数をその割合で割り振ったためであるが、同社も三菱商事と同様2クール間の難易度にさほど差はないように感じる。
「優秀者は第1クールに応募しやすい」という傾向はあるものの、インターン参加者数が第2クールでも十分多いことや、両期間とも選考時期が早めなことから、第2クールにも優秀者が集まる可能性は大いにある。ゆえに、2クールで程よく学生が分散することが考えられる。
伊藤忠商事
伊藤忠の本選考は6月のみ。
インターンと6月の本選考は併願可能なので、是非両方ともエントリーしよう。
※ただし、インターンはWinterとSpringで一度しかエントリーできないので注意。
丸紅
丸紅は早期に優秀者を囲い込みたがるのが特徴だ。しかし、私は6月選考をおすすめする。
どれくらい3月選考を重視しているかというと、「採用人数のほとんどを3月で採る」と採用メールに明記するほど。また、丸紅はインターン経由で特別優秀だった学生に年内に内定を出すことでも知られている。
では、6月選考チャンスが全くないかといわれると、私はその逆だと考える。なぜなら、3月選考には極端に優秀者が集まるのに対し、その多くが内定を辞退するためである。
上記のメールが配信されることで、大半の総合商社志望の学生は3月選考にエントリーする。しかし、三大商社にも受かるような学生は猛者が集まる丸紅の3月選考に参加してかき回すだけかき回し、最終的にその内定を手放すのだ。つまり、3月選考は優秀者の存在で魔境と化すのにもかかわらず、6月選考にも十分枠は残されるのだ。
また、枠の少ない選考といってもいってしまえば6月選考。3月選考では三大商社内定をもらえなかった学生が集まるので、レベルも極端に上がるわけではない。もちろん体育会や海外でのボランティア活動など、属性は何かしら持っている人が多かったが、逆に1つ属性を持っていさえすれば、十分戦える場所だ。
特に6月選考をおすすめしたい人の特徴については、以下『「3月選考向きの人」と「6月選考向きの人」のそれぞれの特徴とは?』を参照してほしい。
住友商事
住友商事も丸紅と同じく3月選考を重視している。ただ、私は丸紅と同じく6月選考をおすすめする。
6月選考をおすすめする理由は丸紅と大体同じだが、住友商事特有のポイントとして、無属性でも6月選考を勝ち上がっている学生が多い印象が強いことが挙げられる。
そもそも住友商事の選考の特徴として「穏やかな面接の中で深い部分にある人柄を重視している」ことが挙げられる。よって、比較的無属性でも受かりやすいという特性があるのだ。
特に6月選考をおすすめしたい人の特徴については、以下『「3月選考向きの人」と「6月選考向きの人」のそれぞれの特徴とは?』を参照してほしい。
「3月選考向きの人」と「6月選考向きの人」のそれぞれの特徴とは?

それでは、「3月選考向きの人」と「6月選考向きの人」の特徴とは、いったい何なのか。
簡単に言えば、「10,000人の中で100人に選ばれる」ほうが受かりやすいのか、それとも「2,000人の中で20人に選ばれる」ほうが受かりやすいのか、という違いである。
これは言い換えれば、10,000人の中でも輝きやすい個性を持ち合わせているのか、それとも個性は弱いがしっかりと軸が通っていて2,000人の中なら選んでもらえそうなのかということ。3月選考では、多くの優秀な学生の中でも埋もれない「個性」や「突出した実績」が武器になる。一方、6月選考では、派手な実績がなくても、自分の経験・価値観・志望動機に一貫性があり、「なぜこの会社なのか」を納得感を持って伝えられる人が強いのだ。
もちろん、これは単純に「3月は派手な人、6月は地味な人」という話ではない。大切なのは、自分がどちらの土俵でより強く戦えるのかを見極めることだ。
就活では、「いつ受けるか」も戦略の一つである。自分の強みが最も評価される環境を選ぶこと。それもまた、内定を勝ち取るための重要な戦略なのである。
まとめ
ここまで、総合商社の3月選考と6月選考について見てきた。
結論として、「3月選考のほうが受かりやすい」「6月選考のほうが受かりやすい」と一概に言うことはできない。 重要なのは、選考時期によって集まる学生や選考環境が異なるため、自分がどちらの土俵で戦うべきなのかを見極めることである。
3月選考は、採用枠が多い一方で優秀な学生も数多く集まる。そのため、体育会・海外経験・突出した実績など、大人数の中でも埋もれない「武器」を持っている人は3月選考との相性が良い。
一方、6月選考は採用枠こそ少ないものの、3月選考とは学生の構成が異なる。特に、派手な実績や肩書きがなくても、自分の経験・価値観・志望動機を一貫して語り、「なぜ自分なのか」を面接官に納得させられる人には十分にチャンスがある。
だからこそ、私自身は6月選考をおすすめしたい。 特に「3月では他の優秀な学生に埋もれてしまいそう」「自分の強みをじっくり伝えるほうが得意」という人にとっては、6月という選択肢は決して“残り枠”ではない。
結局、受かってしまえば万々歳。総合商社の就活で大切なのは、単純に「早く受けること」でも「採用枠の多い時期を選ぶこと」でもない。自分の強みが最も評価される場所で勝負すること。
3月か、6月か。
最後に決めるのは、採用人数ではなく、「自分はどの土俵なら勝てるのか」である。

