伊藤忠商事の選考まとめ!

選考時期
伊藤忠商事は、冬・春のインターンシップと6月の本選考を中心に採用活動を行っている。
- ITOCHU Internship 1+4Days…12月~4月頃
- 本選考…6月頃
- 夏期選考…8月頃※
27卒向けのインターンシップは、WinterとSpringの2回に分けて実施。1Dayに加えて4日間のプログラムを行う「1+4Days」形式で、2026年は1月~2月にWinter、4月にSpringが開催された。
本選考は6月がメイン。一方、夏期選考は、海外大学・交換留学・教育実習などの事情で6月本選考を受験できなかった学生などを対象としている。つまり、三菱商事や丸紅、住友商事のように「3月か6月かを選ぶ」という形式ではない点には注意したい。
※夏期選考は誰でも受験できる追加選考ではない。
選考難易度 ★★★★★
少数精鋭の採用枠に、国内トップクラスの学生が集まるうえ、選考の序盤から能力だけではなく「個の強さ」まで見極められるからだ。
27卒の総合職採用予定人数は120名程度。実際の採用実績も2023年度112名、2024年度134名、2025年度129名と、巨大企業でありながら採用人数は限られている。
さらに、本選考ではES・履修履歴→適性検査→PR動画→面接という選考が行われ、動画面接では「自分自身が成し遂げたと思える成果」や「価値観が変容した経験」など、単純な志望動機だけでは対応できないテーマが出されている。
少数精鋭の採用枠に優秀層が集中し、選考の早い段階から伊藤忠で活躍できる「個の力」まで見られることが、★★★★★の理由だ。
書類選考の「PR動画」では部活のユニフォームを着て通過したという報告も存在する。関西系商社ということを頭に置き、”独自性”を意識したES・PR動画を心掛けよう。
求める人物像(気概・タフさ) ★★★★★
伊藤忠商事は、変化や困難に臆せず、自ら動き続けるタフさ・気概を採用メッセージやインターン等を通じて強くアピールしている。
公式採用メッセージでも、「自分の信念をツラぬき、口だけではなく行動で示す人」「道なき道を切り拓く人」「でっかい夢に情熱を燃やせる人」を求めている。さらにインターンでも、困難な課題や高い壁を前にした際に「どのように決断し、行動するのか」を重視している。単なる能力の高さではなく、困難な状況でも前に進み続ける「個の強さ」を選考で見ている点が、伊藤忠らしさだ。
また、こうした人物像は伊藤忠CEO岡藤会長も触れている。「ビジネスは威圧感も大事」と語るその先には、堂々と嵐に飛び込んでいく勇気のある若者をイメージしているのだろう。
頻出質問・深堀り ★★★★☆
ガクチカを起点に、その行動の背景や意思決定まで掘り下げる面接が多いため。
ガクチカについて「なぜそこに注力したのか」「なぜその打ち手に至ったのか」「もう一度できるならどうするか」といった深堀りが多くなされる。また、課題や乗り越え方だけでなく、チームでの役割や周囲との関わり方まで深く確認される。
そして、大事なのはここでも独自性をアピールすること。
そのため、回答を暗記するだけでは評価されにくい。自分がなぜその行動を選び、何を考え、どう周囲を動かしたのかまでを自分自身の言葉で素直に説明できることが求められる点が、★★★★☆の理由だ。
詳しくは話せないが、伊藤忠に受かった私の知り合いも、単に部活の経験を話すだけではなく、部員と大きな衝突をしたことを赤裸々に話し内定していた。耳を疑うくらい大きな衝突だったが、ありのままに自分の言葉で話したことが面白いと思われたのだろう。
インターンは必須か ★★★★☆
インターンに参加することができれば高い確率で早期選考に案内される。しかし、公式でも「イベントへの参加有無は選考とは一切関係ありません」と明記されている通り、インターンに参加できなくても大丈夫。
参加者の一部・多くがその後の選考につながるが、必ずしも必要とは言えないため必須度は★4とした。
まとめ
伊藤忠商事の選考は、優秀な学生の中から、伊藤忠商事が求める「個の強さ」を持つ人材を徹底的に選び抜く選考といえる。
三菱商事や三井物産に匹敵する商社の巨頭として国内屈指の学生が集まるうえ、PR動画やガクチカを起点とした厳しい深堀りなど、変化に立ち向かうタフさや独自の人間性を問う厳しい選考が待っている。さらに、自身の原体験や意思決定の背景まで徹底的に問われるため、表面的な面接対策では通用しにくい。
一方で、インターン参加は必須ではない。インターンの有無よりも、本選考で「独自性」や「気概」を備えた人材であることを示せるかが最も大事。優秀であることを前提に、タフさ・気概・独自性まで多面的に見られる。これが伊藤忠商事の選考の最大の特徴だ。


